人気ブログランキング | 話題のタグを見る

もう一人の自分の視点から・その三

“もう一人の自分”という概念がなかなかイメージしづらい場合、例えば街中を走っていて、ふと信号待ちなんかで止まった時にウィンドーに写り込んだ自分を思ってもらえばいいかもしれない。

 その時、自分はどうやってウィンドーに写っているか? 自分がバイクのどこに座っているか? オフ車なのにタンデムシートの部分に座って、アゴを突き出して、腕が伸び切っちゃってたり肩が入っちゃってたりで、傍目にはやたら力んでる...つーか何をガンバってるの?っていう感じに見えたりしてないかとか。そうでなければ自分が着ているものとオートバイのバランスが取れているかとか、それが街中に馴染んでいるかとか。

 速い...つーかうまい人ってオートバイに限らずなんでもそうだと思うんだけど、そのすべての動作に力みがなくて自然なんだよね。レースで速い人もすげ〜走りしてんだけどその動作の一つ一つがスムーズに繋がってて自然。もちろんそのフォームもキレイ。
 レースを見たことないからイメージわかない...って言うのなら白バイが流してる時、どんな風に走ってるかを思い浮かべてみるのもいい。機会があれば、少し間隔を置いて後ろから追い掛けてみるのもいい。スムーズな動作とスムーズな加速、無理をしているように感じられない姿勢。少なくとも街中を流す時のお手本にはなるハズ。たまにハーレーの試乗会なんかで見かける、出発の際にさんざんエンジンを吹かしてシフトを叩き込むようにして入れるもんだからミッションからすんげ〜壮絶な音を立ててヨタヨタと発進していくオッサンのようなコトはくれぐれもマネしないように。

 ともかく、そうやってうまかったりキレイに乗る人のイメージを自分ののーみその中に取り込んでいくというのは、のーみその中に“もう一人の自分”のイメージを創っていく一つの方法。

 まだまだ続く。

by ya-hey | 2004-09-07 23:59 | 寝ながら考えるオートバイ  

<< 海のモノ、山のモノ 崩壊アンプリファー >>