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一つの視点だけに捕われず

 “日本の高校生は自己中心的で刹那的”(ヤフー・産經新聞)の中の“国旗国歌に抵抗感を植え付ける自虐的教育の影響を懸念させる結果”って“失言をしたい”文部科学大臣のコトバと全く同じなんすよね。
 まぁ、あのへんはカレに限んないし、フジサンケイグループ的にわりとそんな傾向の主張が多分に感じられるんだけど(朝日系はその逆だな)、少なくともそんな時期に教育を受けた中の一人のワタシは自虐的教育とは思っていませんがね。受験だテストだ模試だ偏差値だの教育をぶつけてきたのはまぎれもなくキミたちで、そんな教育の末に年号語呂暗記で“イヤヨイクイク黄巾の乱”(A.D.184〜191/若いおじょ〜さん方、すいませんね)とかムチャクチャな覚え方を考え出さざるを得なかった上に、その前の時代から念入りにやっていってテストにも出る授業(=受験)だったモンだから、現世を考える上では一番大切な近代史を受験直前にマッハで駆け抜けるざるを得ない状況を作り出していたのもキミたちのせいだ。
 つまり高校生だけのせいではなく、“キミたちがいて、あ、ボクがいる”((c)チャーリー浜)なワケであり、“「国あっての自分」「家あっての自分」”(↑記事内識者の表現)は確かにそうだがソレだけでは戦前の思想となんら変わらず、今の万国、少なくとも民主主義国家を標榜する国の共通の社会通念上としてはそれだけではなく「国があっての自分であり、自分があっての国」であって「家あっての自分であり自分あっての家」であり「全は一、一は全」というのが大切であり、目指すべきハズの理想だと思うんだが。理想は理想だけど、それを理想とするかしないかでは大きく違うしね。

 そんな単一ミクロな視点で大本営発表な“右向け〜右”や“左向け〜左”ではい、そーですかとならないために、いろんなトコからいろんなネタをひろってマクロな視点で気功砲が撃てるように修行しなきゃならんのだろうし、The BOOMの初期の曲に“逆立ちすれば答えがわかる”というのがあるんですが、それはある意味では真なりだと思うのですよ。
 そんな単一ミクロな視点はこの国や周辺国のみにではなく、ラジー賞の主演男優賞を獲得した大統領をはじめとする世界各国に蔓延しているようで、ソレが蔓延しているが政治屋のみなさんのみに限らないのが悲しいですな。

 ちなみにワタシは右でも左でもないですから。

 まぁ、政治的思想に限らず、ある視点のみからに絞ってそれいけど〜んで生きていければどんなに楽でシアワセなコトか(溜息)。そんな楽な生き方を選ばないコトができて“真実の中のさらなる真実”っていうコトを考えるコトが今の世の中だからこそできる選択肢だとは思うんですけどね。

#SUB:とか日本語的に変かな〜っていうトコを修正しました

by ya-hey | 2005-03-18 00:11 | ぽつり  

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